勤務医の納税額は年々増加している
<いったい何が原因なのか> KMC

毎年3月になると確定申告が憂鬱ですよね
自身の年収の増加と共に税金がどんどん増えていく・・・
「アルバイトは納税のために行っているんだ」
なんてブラックジョークを言われる先生もおられます
そこで、皆さんにご質問です
納税額は、年収による増加だけではなく税改正により増えて行っている事をご存じですか?
今回は税改正について解説していきます
【 増税一例 】
1.給与取得控除の改正
※給与所得者に認められた一定額の控除(経費のようなもの)
2.配偶者控除の改正
3.各種手当の所得制限
1.給与取得控除の改正

給与が1500万円以上の方に対しての給与所得控除額は
2012年以降上限額が10~20万円減少する改正が繰り返されており、
給与所得控除は8年間で50万円も減少している。
<給与1,500万円以上の方が10万円の給与所得控除減額になった場合> 税率を考慮すると4.5万円の手取りが減少
8年間で50万円の給与所得控除減少は実質、年間最大22.5万円の増税
2.配偶者控除の改正
平成30年度より所得900万円以上から13万円ずつ配偶者控除が減少します
1の給与所得控除と同じく10万円減少毎に4.5万円の増税を意味します
最大で15.75万円の増税

3.各種手当の所得制限
①.児童手当
年収1,200万円以上の家庭は支給対象外

②.高校無償化
共働きで世帯年収1,090万円以上の家は支給対象外
奥様が働いていない場合は960万円まで

【皆様がよくおっしゃる話】
働けば働くほど税金だけ取られて納税のために働いている気がする
家族との時間や自分の時間を犠牲にしているのに
手当から外されるのは
不公平だ
弊社のお客様には、子供手当や高校無償化の
恩恵を受けられている先生が多数おられます
世の中は「何かをする事がリスクの時代」から
「何もしない事がリスクの時代」に変化しております
納税のためのアルバイトを継続し続けますか?